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東急など鉄道4社横断のスタートアップ支援組織、各社の不動産など活用

 JR東日本スタートアップ、東急、小田急電鉄、西武ホールディングスは、共同でスタートアップ企業の先進的な技術や課題解決のアイディアを社会実装まで昇華させることを目的とした鉄道横断型社会実装コンソーシアム「JTOS(ジェイトス)」を9月21日に発足した。各社が有する駅や鉄道、不動産などの経営資源、グループ事業における情報資源を掛け合わせた広大な実証実験フィールドを提供する。

 第1弾として、然環境保全スタートアップであるバイオーム社と共創する。スマホカメラでいきものを撮影するだけで名前を判定できる、いきものコレクションアプリ「Biome(バイオーム)」内で、各社合同でのネイチャーポジティブイベント「駅からはじまるいきもの探しいきものGO」を開催する。

 アプリを通じて、参加者には鉄道沿線を巡りながら楽しく生き物のデータを集めてもらう。集まったデータと各駅の所在地情報などと組み合わせて分析を行うことで、各沿線の垣根を越えた生物多様性の見える化を目指す。また、取得されたデータを活用した環境保全の仕組みを構築する。