間取りで決まる入居率(横川)
連載: 読者コラム
魅力のない物件の場合、なかなか入居者は見つかりません。空室率の高い間取りの一例として、藤澤さんは「2DK」を挙げています。具体的には6畳の部屋が2つあって、やはり6畳のダイニングキッチンという間取り。
どこにでもある間取りですから、「ここに住みたい!」という決定打に欠けてしまうのでしょう。入居者側も似たような物件をいくつも見て回ることになりかねません。入居者にとっても、オーナーにとっても、時間の無駄使いにつながる恐れが高くなります。
人気の高い間取りは「広いLDK」
「ここに住みたい!」と思わせるためにこんな間取りの変更はいかがでしょう。「2DK」物件は6畳のベッドルームと12畳の「1LDK」へリニューアルを行うのです。すると、とたんに人気物件に様変わりするそうです。
確かに小さい部屋がいくつもあるよりも、広くてリラックスできるLDKは魅力的。最近は「子どもの勉強はキッチンのテーブルで行った方が成績がよくなる」などといわれており、家族がみんなで快適に過ごせる場所が求められているのです。
また、料理中の人が孤立しない配慮が何よりも大切だと思います。そのためにはオープン型のキッチンが最適だといえるでしょう。母親としても、子どもに目が届くところでお料理ができた方が安心ではないでしょうか。とくに「壁付けキッチン」をチョイスするとさらなる部屋の広さを強調することが可能です。
たしかに物件探しをしていると、どれを見ても代わり映えのしない間取りがほとんど。「ここに住みたい!」と、入居者に強く思わせることが、賃貸経営のポイントになります。そのためにはコストが少し割高くなるかもしれませんが、、入居者のニーズに合った魅力のある賃貸物件が増えるのはうれしいことですね。賃貸派が増えつつある中、「質の高い快適な賃貸物件を供給することで、入居者の皆様に喜んでお金を払っていただく」これこそ、理想の姿だといえるでしょう。
市場調査を綿密に行った藤澤さんが手がけると、不人気エリアでも早期満室と予想外の結果が得られたそうです。

横川 由理(マイアドバイザー 登録)
生きていく上でとても大切なファイナンシャル・プランニングの知識を皆さまへお伝えしたい。そんな気持ちでFP教育の啓蒙に携わっています。人生は楽しいこともあり、壁にぶつかることもありますが、壁を壊して通れるように、楽しく一緒に考えていきましょう。在仏12年の経験があり、フランスの事情についても詳しいです。
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