「賃貸住宅」多様化する役割(横川)
連載: 読者コラム
特徴のあるシェアハウス続々登場(横川)
住宅新報の1月7日号。正反対の記事が記載されていました。
1つ目は全宅連の消費者調査で、「持ち家派」高水準を維持
20代でも、4%の人が家賃に「無駄意識」持っているというもの。
2つ目は賃貸住宅についてでした。
「多様化する時代的役割」と題して、固定観念打破で賃貸業は成長期待大というお話。
「持ち家か」「賃貸か」は、永遠のテーマ。
でも、昭和48年(1973)と平成20年(2008)所有関係別住宅ストックをみると、その比率はほぼ同じ。
持ち家:約60%
民営借家:約27%
このほかに公営借家や公団・公社などが合計で、6%ほどでした。
時代が変わっても、人の意識はそれほど変わらないということでしょう。
持ち家を希望する理由のトップ3は、「家賃が無駄」(61.6%)。
次いで「落ち着きたいから」(43.0%)「資産として考えているから」(39.7%)となっています。
一方、賃貸を希望する理由のトップは、「住宅ローンに縛られたくないから」(58.6%)。そのほかに「仕事の都合で引越しをする可能性がある」(34.5%)、「税金が大変だから」(30.3%)。
それぞれ、納得できる理由だといえるでしょう。
とはいえ、「賃貸住宅は、住宅を買うまでの仮住まい」という考え方は根強く残っていると思います。というのも、賃貸では、自分のライフスタイルに合った住宅を見つけることがあげられるのではないでしょうか。
そもそも、「家賃が無駄」という考え方には、自分のライフスタイルに合った賃貸がないということ。賃貸住宅に価値観を見出していないので、「家賃が無駄」だと思えてしまうのです。
我が家として愛着を持てるような間取り、そして大型収納スペースなどを設ければ魅力的な賃貸住宅が実現するのではないでしょうか。
記事にはこんなことが書いてありました。
「賃貸住宅があくまでも、持ち家取得までの仮住まいに過ぎないのだろうか。それは年功序列型賃金制度が確固としてあった時代の話ではないのか。
賃貸が担うべき時代的・社会的役割は多様化している。」
そう、家主側も「家賃を払ってくれるなら誰でもよい」というスタンスではなく、これからは入居してもらいたい(自分の商品に迎えたい)“ゲスト”を具体的にイメージすることが大切。そして、そういう大家さんの熱い思いが伝わってくる建物であることが、満室経営を実現させる最も重要な要件となるそうです。
私は賃貸派。現在のアパートは今までで1番気に入っています。
隣家と面しているのは、お風呂場のみなのでお隣りの気配は全く感じません。さらに、屋根裏収納が2畳ほどあります。
東京郊外の駅から徒歩わずか7分という距離にもかかわらず、目の前が生産緑地。
この季節は、みかん、サマーオレンジなど様々な種類のかんきつ類が食べ放題!
さらに、お庭も無償で貸してもらって、ガーデニングに、そして野菜作りにいそしんでいます。もちろん、草むしりは私の仕事です。
大家さんからは「いつもきれいにしてくれてありがとう」と言われ、私も「使わせてくださってありがとう」と感謝の気持ちでいっぱいです。
人と人とのコミュニケーションが希薄になっています。賃貸住宅であっても、よいコミュニティが育っていくことが、大家さんにとってもプラスになるのではと強く感じた記事でした。

横川 由理(マイアドバイザー 登録)
生きていく上でとても大切なファイナンシャル・プランニングの知識を皆さまへお伝えしたい。そんな気持ちでFP教育の啓蒙に携わっています。人生は楽しいこともあり、壁にぶつかることもありますが、壁を壊して通れるように、楽しく一緒に考えていきましょう。在仏12年の経験があり、フランスの事情についても詳しいです。
筆者ホームページ http://blog.goo.ne.jp/fp-agency/
























