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スタンダード会員限定『いざという時に困る不義理』という記事を読んで

不動産テック・DX

不動産仲介業者の収入は【仲介手数料】が主であるが、中抜きによる【マージン】という収入もあります。
マージン収入は、不動産業者にとって結構大きい収入源であり、マージンの種類を増やしたり金額を増加させたりしています。

マージン収入としましては
火災保険手数料
リフォーム手数料
紹介手数料
等があります。

マージンは、不動産業者だけではなくどの業界でも当たり前に行われている慣行であり普通にとれるものであると思います。

以前、私がある賃貸マンション管理業者の社長とお話をさせていただいた時、
『うちは、オーナー様からマージン抜きをすることをやめました』
ということを聞きました。
『オーナー様からマージン抜きをするのは、オーナー様に対する不義理ではないのか』という葛藤に苛まれた末の判断だったそうです。
そして、中抜きをしていた事実もすべてオーナー様に告白をして、怒って離れていく方もおれば、より結束の強くなったオーナー様もおられたとの事です。
このお話に私はとても感動しました。
目の前の利益を追うのではなく、10年先の利益を考えての行動に感動をしました。

あと、仲介業者の話では、仲介手数料を独占するために他の仲介業者を通さずに契約をする業者もおります。
上記の事は、目の前の利益はでかいですが、10年先の利益はゼロ或いはマイナスになるかもしれません。

私は、このコラムで【差別化】という言葉を頻繁に使いますが、上記の管理会社の行動は他の管理会社との差別化を図ったのではないかと考えます。

 


ほとんどの管理会社がマージン抜きをするなら、うちの会社しないでいこうと!
10年先の【未実現利益】を追っていこうではないかと!
10年先の【未実現利益】を追求し、目の前の利益を優先して不義理なことをすることはやめようではないかと!

仲介業者の私としてはマージン抜きも、仲介手数料の独占も、やっぱりしたくなるんです。
しかし、私の会社では、
【マージン抜きはできるだけしないように】
【仲介手数料はできるだけ分配するように】
をこころがけてやっております。

結果としては、
【オーナー様の信頼を勝ち取り、新たな仲介の仕事を回していただける】
【他の仲介業者から、わざわざうちを仲介に入れてくれる】
というようなことがあり、大儲けはなくとも長生きをできる環境は整えてあります。

経済学では
【企業は、利潤(利益)最大化を考えろ!】
と言っていますが、
一方、会計学では、
【ゴーイングコンサーン(継続企業の公準)】
       ↓
(企業は、永久に存続し続ける)
という考え方があります。

私は、【利潤最大化】と【ゴーイングコンサーン】はイコールではないと思います。
したがって、これからの仲介業者にはこの【ゴーイングコンサーンがまずありき】で考えていかなければならないと思います。

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