J-REITトピックス
住宅新報 2026年6月30日 号 3面

■トーセイ・リート、巡航ベースで4期連続過去最高
トーセイ・リート投資法人が6月17日に発表した26年4月期決算は営業収益が前期比0.9%増の37億6200万円、当期純利益が1.3%増の14億7800万円となり、増収増益を確保した。一口当たり分配金は3926円と前期比51円の増配となった。
物件売却益や内部留保の取り崩しを除く巡航ベースの利益分配金として4期連続で過去最高額を更新。主因は賃料増額による内部成長。テナント入替え時および更新時の賃料改定が進み、全アセットタイプでNOIが増加した。期末稼働率は97.1%と前期末比0.3ポイント低下したが、会社想定を0.7ポイント上回った。
期末時点の保有資産は63物件・取得価格ベースで837億7700万円となった。決算後に住宅物件「TRガーデン横浜中田」を取得し、スポンサーであるトーセイを割当先とする第三者割当増資も決議した。次期26年10月期は営業収益38億5600万円、一口当たり分配金は3826円を計画する。
■投資法人みらい、26年4月期は増収増益 分配金は予想上回る1349円
投資法人みらいは6月17日、26年4月期決算を発表した。営業収益は前期比2.2%増の61億700万円、当期純利益は4.0%増の25億7300万円となった。一口当たり分配金は1349円で、前期の1289円から60円の増配となった。
期末時点の保有物件は44物件・取得価格ベースでは1801億円、稼働率は99.2%と高水準を維持。オフィスは高稼働に加え賃料水準の改善が進み、ホテルも訪日客数の増加を背景に変動賃料物件が堅調だった。一方、一部ホテルでは万博需要の反動や中国の渡航自粛要請の影響もみられた。今後は「THINGS青山」の譲渡と「スマイルホテル熊谷」の取得で含み益の実現と収益力の向上を図る。次期26年10月期の分配金予想は1290円を計画する。
■NTT都市開発、大幅増益、分配金3140円を維持
NTT都市開発リート投資法人が6月17日に発表した26年4月期決算は、営業収益が前期比1.8%減の129億7500万円となった一方、当期純利益は同31.7%増の51億1500万円と大幅な増益となった。ランディック第2新橋ビルの一部売却益を計上したほか、修繕費の減少や賃料増額が寄与した。一口当たり分配金は前期と同額の3140円を維持した。
期中に大阪市のレジデンス「La Douceur都島高倉町」を取得。期末時点の保有資産は62物件・取得価格ベース2952億円となり、期中平均稼働率は98.2%と高水準を保った。
次期26年10月期は売却益がはく落し、減収減益を見込む。分配金は3100円を計画。自己投資口取得も決定し、資本効率向上と投資主価値の最大化を進める方針だ。
■いちごオフィス、巡航EPUとNOIが増加 資産入れ替えで成長投資を加速
いちごオフィスリート投資法人が6月17日に発表した26年4月期決算は、営業収益が86億9900万円、当期純利益が36億2600万円だった。一口当たり分配金は2376円で、予想比102円の増加。一口当たりNAVは6期連続で上昇した。期中に大分市の「いちご・みらい信金ビル」を帳簿価額の1.7倍で売却でき、5億1900万円の売却益を確保。賃料改定も収益向上に寄与し、期末稼働率は97.3%を維持した。
























