マン活に励む管理組合~良好なコミュニティの秘訣~ 新宿第二ローヤルコーポ【後編(2)】 東京都新宿区 ハード・ソフト両面が向上 違法民泊の発覚も
住宅新報 2020年1月7日 号 15面
連載: マン活に励む管理組合
第1期屋上防水と給水設備の工事は15~16年に実施。地下受水槽と屋上にあった高置水槽は廃止して、増圧直結方式へと改変。給水管もステンレス鋼管に変更しました。続く第2回目の工事は耐震補強と外構のほか、建物内の排水管をすべて取り替えました。もともと専有横引管が床スラブ下にあったものを、すべてスラブ上に変更して取り替え、併せて、浴室防水改修やユニットバス化など、専有部への立ち入りが必要な工事も行いました。
耐震化については、構造の専門家によると1、2階の3戸分の外壁を増し打ちし、数カ所の外壁に耐震スリットを入れることで解決するとのことで、それほど大きな負担にならなかったのは幸いでした。
しかし、全戸一斉の排水管の交換と浴室防水改修・ユニットバス化については、一苦労ありました。というのも、ある住戸を取得した買取再販業者が、リノベーションを施した上で売却するというのです。「これから排水管の更新工事をするから浴室のリノベは二重投資になる」と管理組合から再三忠告したものの、業者はリノベを強行し、外国人に転売。その後、キャリーバッグを持った外国人が当該住戸に入っていくのをたびたび目撃したり騒音があったりと、民泊と疑わしい点が多々あったため「もしや……」と民泊ウェブサイトを確認してみると、案の定、該当住宅を発見。すぐに民泊住戸の管理会社(海外法人の日本支社)に民泊中止を申し入れるも聞き入れられず、新宿区衛生課環境衛生係に調査を依頼しました。そんな中で、当該住戸で漏水事故が発生。原因を調べてみると、民泊ゲストが風呂に湯を張っている最中に寝てしまったことで起きた事故だったのです。


















