マン活に励む管理組合~良好なコミュニティの秘訣~ フォルムウイング上賀茂 京都府京都市 100年マンション目指す 地域の条件越えて
住宅新報 2019年10月8日 号 13面
連載: マン活に励む管理組合
京都市北区の世界遺産・上賀茂神社の近くにあり、住棟がV字翼形に展開する地上7階建ての「フォルムウイング上賀茂」が販売開始されたのは、日本がバブル経済に沸いた89年でした。立地のよさもあり、眺めのいい最上階の住戸は高級物件として知られ、中低層階でも高額なマンションでした。
それから約30年が経ち、現在、全70戸の世帯別内訳は子育て世帯が11戸、70歳以上の世帯が17戸で、その割合は京都市内にある分譲マンションの平均値(子供居住世帯率17.4%、高齢者居住世帯率21.1%。平成19年度京都市分譲マンション実態調査報告より)とほぼ重なります。しかし、フォルムウイング上賀茂には他のマンションと大きく異なる点があります。それは、これから先、現状と同じ規模、デザイン等での建て替えができなくなったことです(既存不適格)。
というのも、京都市は07年に「京都の優れた景観を守り、育て、50年後、100年後の未来へ引き継いでいくため」として、建築物の高さとデザインなどを全市的に厳しく見直した「新景観政策」の実施に踏み切り、フォルムウイング上賀茂の周辺エリアも、高さ制限12メートルの高度地区に組み込まれたのです。

















