庶事 万感 ◇6 住まいの本質が見え始めた 家族がつながる場であればこそ
住宅新報 2017年9月19日 号 15面
連載: 庶事 万感
住まいは家族のためにある、と常々思う。どんなに立派な家に住んでいたとしても、一人暮らしでは味気ない。誰かが誰かのために気を配る、食事をつくる、誰かの帰りを待つ――そんなことが住まいの本質だろう。
つまり、住まいはハードとしての器ではなく、家族が何かでつながる〝場〟であるという認識が重要だ。その意味では、住まいが持ち家か、賃貸かということはあまり意味をもたない。
もう故人となったが、ある有名なジャーナリスト(新聞記者)で、独立後にノンフィクション作家になった某氏は、家族を得てからもずっと賃貸暮らしだった。

















