庶事万感 ◇1 信念を貫けば、道は拓ける 「信用は無限の財産」(北澤商事会長) 期待される〝変人〟(アールシーコア社長)
住宅新報 2017年8月15日 号 11面
連載: 庶事 万感
我が国の若年人口(20~39歳)は、15年の2798万人から、40年には2155万人(15年比23%減)、60年には1509万人(同46%減)まで減少する(国立社会保障・人口問題研究所推計)。ストックもフローも、若い単身者向けが多い我が国の賃貸住宅市場の先行きに懸念が深まっている(グラフ参照)。一方、住宅取得適齢期(30~49歳)の人口も、15年の3442万人から40年には2200万人(同36%減)まで減少する。賃貸も持ち家市場も、需要が長期に渡って減少を続けることはほぼ確実だ。しかし、この〝不都合な真実〟をほとんど意に介さず、信念を貫き通す経営者がいる。(本多信博)
56年の創業以来、賃貸と売買仲介のみに専念してきた北澤商事(東京都足立区)の、北澤艶子会長(写真上)は「信用は無限の財産なり」を座右の銘としている。
「信用を築くには何十年もかかるが、失うのは一瞬。奢らず怠けず、細かい仕事を当たり前にコツコツやって、息長く成長していく」ことを信念としている。企業の平均寿命が23.5年(東京商工リサーチ調査)という我が国で、60年以上も会社を存続させることができた最大の秘訣はそこにある。


















