ADインベストメントマネジメント リート物件改修で学生コンペ 最優秀賞は芝浦工大大学院生 床一面が収納スペース
住宅新報 2016年12月20日 号 3面

最優秀賞を受賞した作品の模型
住宅特化型リート「アドバンス・レジデンス投資法人」の資産運用会社であるADインベストメント・マネジメントは12月14日、「第2回RESIDIAリノベーションデザイン賃貸住環境学生コンペ」を開催した。実際に運用・管理している都内の賃貸マンションの一住戸を改修する案を募った。当日は、書類審査を通過した5作品の公開審査を行い、芝浦工業大学大学院理工学研究科建設工学専攻修士2年の大部杏奈さん・高田正太郎さんの作品「麻布十番床下収納基地」が最優秀賞に選ばれた。
コンペの対象物件は、都内・南麻布に立地する築15年の賃貸マンションの一住戸(25m2、現状ワンルーム)。
最優秀賞を受賞した作品は、働く単身女性を入居者として想定し、コンセプトを「床いっぱいの収納」とした。賃貸住宅の悩みとして挙げられることが多い収納スペース不足を解消するため、床一面にふた付きの収納ボックスを敷き詰めた提案。ボックスの高さは数種類あり、低いものは普段くつろぐための床になり、高いものはテーブルなどの家具になる。ボックスのふたの素材も入居者が選べるように木板やアクリルなど複数種類を用意。例えば少し高いボックスのふたを畳にすると、そこは畳ベッドとなる。
審査委員長を務めた川辺直哉建築設計事務所代表の川辺直哉氏は、「コンセプトが明快で、それがデザインにダイレクトにつながっていた。加えて、プレゼンテーションの内容も熟考し、努力してきたことがうかがえた」と評価した。
同社では今回、入賞した5作品の中から選んだアイデアを実際に再現し、一般に賃貸する予定だ。
このコンペは昨年に続き2回目。256物件を管理・運営する運用会社として、資産価値維持向上に向けた取り組みを対外的にアピールすると共に、学生や大学などへの認知度向上を図るのが狙い。
募集条件として、改修デザインだけでなく、入居者の募集方法や想定賃料、工事金額といった事業計画書の提出も求めた。
























