長周期地震動の揺れ半減 日本初の制振技術、「新宿野村ビル」に設置 野村不 テナント空間に影響なく
住宅新報 2016年10月4日 号 3面
野村不動産は9月30日、東京都新宿区の超高層ビル「新宿野村ビル」に、長周期地震動の揺れを低減する日本初の制振装置を設置したと発表した。地震が起きると、建物最上階部分に設置したおもり(1基700トン×2)が建物の揺れと逆方向に動き、揺れを制御する。設置前と比べて、東日本大震災や想定した南海トラフ地震と同レベルの長周期地震動による揺れ幅を20~25%抑え、揺れ時間を50%短縮できるという。現在、設計施工した竹中工務店と2社共同で特許を出願している。
工事期間は21カ月、装置を含めた工事費は20億円だった。
長周期地震動とは、ゆっくりと長い時間にわたって揺れ続ける地震動のことで、超高層ビルは影響を受けやすい。実際、11年の東日本大震災発生時に同ビルは10分近く揺れ続け、「非常に恐怖感があった」(野村不動産担当者)という。

























