随想タウンウオッチ(52) 不動産鑑定士横須賀博 建物の耐用年数と残存命数
住宅新報 2016年5月3日 号 10面
我が家は昭和38年8月に新築した120m2の木造平屋建て陸屋根の建物である。そのために表から屋根が見えない。以後五年に一度の頻度で家の外回りの塗装や陸屋根の防水工事等、それに耐震工事も行って現在に至っている。
最近は周囲の木造家屋がコンクリートの2階建てに建て替えられたり、社宅跡地に分譲住宅が建てられたりしたため、埋没してしまいそうな我が家を見ると、なぜか不安が漂う。そこで我が家の残存耐用年数と我が身の残存命数を試算すべく、木造住宅の耐用年数について調査してみた。
まず我が家の築年数はすでに50年を経過している。平成8年の建設白書によると、建物の新築から建て替えまでの年数(耐用年数と呼ぶ)は26年とのこと。根拠は昭和45年前後に建てられた当時のウサギ小屋と呼ばれた建物が、平成3年から平成7年にかけて取り壊され、建て替えられた年数であると。

















