ホテル取引過去最多 15年は111件、6%増に JLL調査
住宅新報 2016年4月19日 号 3面

取引ホテル数の推移
JLLはこのほど、日本におけるホテル資産取引について独自調査を行った。それによると、15年の取引ホテル数は111(前年比5.7%増)で、過去最高となった。リーマンショック後に購入した物件を、利益確定を目的として売却する案件が増えた。売主購入価格の2~3倍の価格で売却されるケースも散見されたという。
買主の属性を見ると、前年と比べて大きな変化はなかった。Jリートが最も多く25%で、Jリートへの組み入れを前提とした取引(Jリートスポンサー)を含めると半数近くをJリート関連が占めた。同社によると、Jリート投資口価格の上昇や日銀のマイナス金利導入などを背景に、既存のJリートは引き続き新規投資に積極的な姿勢を示しているという。一方、16年内には森トラストや大江戸温泉がホテル・旅館特化型リートの上場を予定しており、ホテル取得価格競争が激しくなっていくと予想している。
同社担当者は、「投資分析に専門性を要するホテル投資に、個人投資家の資金流入が続く状況は、ひと昔前には考えられなかった。この2~3年は20年の東京オリンピック開催や観光立国を目指す政府の後押しを背景に、中長期的に成長が期待できるためホテルリートに対する個人投資家の関心が高まっている。ホテルリートもそれに応えて、積極的な新規投資を続けていると言える」とコメントしている。
























