CBRE投資市場動向 15年の取引額3割減 ホテル投資目立つ
住宅新報 2016年3月1日 号 3面
CBREはこのほど、投資市場動向をまとめた。それによると15年の収益不動産の取引額(10億円以上の取引)は3兆5560億円で、前年比27.9%減少した。大型案件が少なく、1案件当たりの金額が縮小したことが要因。
アセットタイプ別で見ると、オフィスが全体の48%(取引額1兆6040億円)を占め、最多だった。次いで商業施設が21%(同7095億円)。今年はホテルが大きく伸びて11%(同3760億円)を占めた。物流施設と住宅を抜いて3番目に多いアセットタイプとなった。15年は訪日外客数が過去最高の1973万人(前年比47%増)を記録。ホテル投資に対する投資家の関心が高まった模様。取引額の大半は、Jリートを含む国内投資家数社によるもので、中でもJリートにホテル投資額は前年の2.5倍の伸びとなった。
同社によると海外投資家の投資意欲も依然として強いものの、Jリートをはじめとする国内投資家が増え、投資対象物件の不足と相まって競争が激化。結果として海外投資家の比率が低下したという。
地方への分散進む
また、15年は、東京都心での売り物件の不足や利回り低下を背景に、地方都市の存在感が更に高まった。東京主要5区での取得額の比率は38%で、調査開始(05年)以来初めて40%を下回った。一方、大阪や名古屋を含む地方都市での取得総額は9310億円で前年比8.9%増加した。全体に占める比率も29%(前年18%)に上昇した。
























