成約件数13年に次ぐ高水準 東日本レインズ 15年首都圏中古マンション
住宅新報 2016年1月26日 号 9面
東日本不動産流通機構(東日本レインズ)がまとめた15年の首都圏不動産流通市場動向によると、年間成約件数は中古マンション、中古戸建て住宅とも前年を上回ったほか、成約価格も上昇するなど堅調に推移したことが分かった。
市場で最も取引の多い中古マンションの年間成約件数は3万4776件(前年比2.9%増)で、消費増税の駆け込みもあって最多だった13年(3万6432件)には及ばなかったものの、それに迫る水準となった。都県別では、埼玉県を除いて増加した。成約物件の1m2単価は平均45.25万円(前年比6.5%上昇)、価格は2892万円(同6.1%上昇)で、共に3年連続の上昇となった。専有面積は63.92m2(前年比0.4%縮小)、築年数は20.13年(前年実績19.63年)で、初めて20年を超えた。
中古戸建て住宅の成約件数は1万2153件(前年比8.4%増)で、こちらも最多だった13年(1万2245件)に次ぐ二番目の水準。全地域で前年を上回った。平均価格は3011万円(前年比3.2%増)で、7年ぶりに3000万円台に戻した。土地面積は149.98m2(同1.2%増)、建物面積が106.34m2(同1.2%増)で、平均築年数は20.60年(前年実績20.48年)だった。
新築戸建て住宅の成約件数は4739件(前年比3.7%増)、土地(100~200m2)の成約件数は5661件(同15.1%増)だった。
なお、新規登録件数は、中古マンションが17万7296件(前年比10.0%増)、中古戸建て住宅が6万6447件(同3.4%増)とそれぞれ3年ぶりに増加した。
成約価格、36カ月上昇15年12月
東日本不動産流通機構はこのほど、15年12月の首都圏流通動向をまとめた。中古マンション成約件数は前年比1.8%増の2543件で3カ月連続の増加。成約価格、単価はともに13年1月から36カ月連続で前年を上回った。
都県別の成約件数は東京都1287件(前年比3.0%増)、神奈川県628件(同6.8%増)、埼玉県298件(同16.8%減)、千葉県330件(同9.6%増)。平均成約価格は2864万円(同0.6%上昇)、1m2単価は45.44万円(同1.3%上昇)だった。
中古戸建ての成約件数は927件で、前年比11.7%増となり、3カ月連続の二桁増。都県別では、東京都が270件(同6.7%増)、神奈川県が288件(同21.5%増)、埼玉県が166件(同5.1%増)、千葉県が203件(同11.5%増)。平均成約価格は2946万円(同0.7%上昇)だった。
札幌、仙台は明暗
札幌市と仙台市の流通市場動向は、中古マンションの成約件数は札幌が減少、仙台が増加と明暗が分かれた。
成約件数は札幌が162件(前年比6.9%減)、仙台が96件(同24.7%増)。成約単価は札幌が19.4万円(同6.0%上昇)、仙台は27.5万円(同11.4%上昇)となった。
中古戸建ての成約件数は札幌が101件(同1.9%減)、仙台が47件(同4.1%減)。札幌は3カ月連続、仙台は2カ月連続の減少となった。平均成約価格は、札幌が1695万円(同5.4%上昇)で2カ月連続の上昇。仙台は2311万円(同1.1%下落)と下落し、2カ月連続の下落となった。
























