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スタンダード会員限定底地など権利調整事業のサンセイランディック 紹介案件1.5倍に増加

住宅新報 2016年1月26日 号 3面

投資

 (1面関連) 底地を中心に権利関係が複雑化した不動産を専門的に扱うサンセイランディック(東京都千代田区)。15年1年間で同社に寄せられた案件数は約1900件で、前年比1.5倍に増えた。その背景の一つが相続税の基礎控除額引き下げだ。

 底地は、土地と建物の所有者が分かれている土地のこと。自由な活用が難しいため資産価値は低いとされている。権利関係が複雑になっているケースが多く、相続を機に整理しようとしても当事者同士で調整するのは難しい。

 同社のビジネスモデルは住宅地の底地を買い取って複雑だった権利関係をほぐし、借地人に売却。借地権を手放したい人からは買い取る。20年以上前から手掛けており、ノウハウが蓄積されているのが強みだ。

上場で認知度アップ

 加えて1年前の14年12月には、東証一部に上場した。認知度や信用力が高まったことで、「金融機関などからの紹介案件(情報量)が非常に増えた」(同社)という。

 金融機関も顧客に対して底地の査定を勧めるケースが増えているようだ。

 また、紹介案件が増えた背景には、社内の営業体制を改革した効果も大きいという。1年ほど前、新たに仕入れ専門チームを立ち上げ、また、エリアごとに担当制を設けた。「年間の仕入れ件数が平準化され、営業効率も高まった」(同社)。

完全所有権化も

 今後はビジネスモデルが変化する可能性があるという。従来、買い取った底地は原則として借地人に売却していたが、借地人の高齢化が進み、購買力が低下しているケースも目立つ。その場合、自社で底地と借地権を買い取り、完全所有権化し、資産価値・流動性が高まった不動産として売却していく。

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