上昇傾向が顕著だった北陸地方で天候が悪化するなど、地方圏では価格が下落基調となった。
価格の下落傾向を示す「雨」が前月、09年に調査を開始してから初めてゼロとなったが、今月は再び4地域に増えた。「晴れ」は10地域(前月は11地域)、「薄日」は12地域(同13地域)にそれぞれ微減。「小雨」は7地域(同12地域)へと減少し、「曇り」は14地域(同11地域)に増えた。天候が改善したのは7地域(同8地域)、横ばいは27地域(同28地域)。悪化した地域が13地域(同11地域)で、やや増加した。全国的には大都市圏が上昇傾向にある半面、地方圏は下落基調が強く、二極化が鮮明となった。
【北海道・東北】
北海道(1357万円、前月比0.9%上昇)は9カ月連続で「晴れ」。札幌市(1399万円、同0.5%上昇)も上昇基調が続いている。同市では事例数が400を超える中央区(1641万円、同0.4%上昇)を始め、北区(1480万円、同6.0%上昇)や白石区(1379万円、同0.7%上昇)が上昇した。なお、函館市(1151万円、同6.5%上昇)は大幅なプラスだった。
宮城県(1748万円、同0.4%下落)は、1750万円前後で安定推移。仙台市(1807万円、同0.2%上昇)も小幅ながら上昇し、1800万円台を維持した。青葉区(1877万円、同0.2%下落)が弱含みだったが、若林区(1891万円、同3.3%上昇)や太白区(1640万円、同2.1%上昇)が比較的大きく上昇し、市平均価格を支えている。
秋田県(1697万円、同10.7%上昇)は大幅上昇し、「晴れ」となった。事例が集中する秋田市(1767万円、同9.3%上昇)が県平均価格を引き上げている。
【中国地方】
広島県(1691万円、同0.1%上昇)はほぼ横ばい。広島市(1779万円、同1.8%上昇)が堅調で、行政区別にみても中区(2301万円、同6.2%上昇)や安佐南区(1484万円、同12.5%上昇)、安佐北区(1124万円、同14.1%上昇)と上昇基調だ。一方で、福山市(1491万円、同3.7%下落)や呉市(1447円、同4.1%下落)など広島市以外は大半が下落した。
【四国地方】
香川県(1065万円、同2.7%上昇)は強含みで、天候も「曇り」に改善した。事例が集中する高松市(1088万円、同2.1%上昇)のほか、丸亀市(930万円、同7.8%上昇)も大幅に値上がりし、県平均価格を引き上げた。
【九州地方】
福岡県(1464万円、同0.4%下落)は小幅に下落したが、7カ月連続で「晴れ」となった。福岡市(1722万円、同1.3%上昇)が堅調で、中央区(2198万円、同1.0%上昇)、東区(1458万円、同0.6%上昇)、博多区(1557万円、同1.6%上昇)、西区(1531万円、同9.3%上昇)、早良区(2254万円、同1.2%上昇)とほとんどの行政区が上昇。一方、北九州市の行政区は大半が下落している。
宮崎県(1419万円、同4.3%上昇)は平均築年数(18.6年)が1年新しくなった影響もあり、比較的大きく上昇。事例が集中する宮崎市(1420万円、同3.2%上昇)がけん引している。
沖縄県(2066万円、同0.4%上昇)は昨年4月以降、高騰気味だったのがやや落ち着き2000万円台前半で推移。市別では那覇市(2035万円、同3.4%上昇)、宜野湾市(1874万円、同4.3%上昇)、石垣市(4785万円、同2.0上昇)といずれも上昇。石垣市では、築3年の築浅物件が約4700万円で流通している。

























