点検 不動産投資 宮城大学事業構想学部教授 田辺信之 「地方創生」シリーズ11「宮城県」 移動を促し交流人口を増やす 宮城大学事業構想学部教授宮原育子氏に聞く
住宅新報 2015年6月2日 号 5面
連載: 点検 不動産投資

宮原育子教授
「地方創生」シリーズの11回目は、先週に引き続き東日本大震災の被災地でもある宮城県を中心に、復興や地方創生に取り組んでいる宮城大学事業構想学部の宮原育子教授に、お話をうかがいます。
――秋田県の稲川町で生産している「稲庭うどん」のブランドづくりも参考になりますね。
宮原氏 稲庭うどんは、原則としてすべて手作業で生産されており、稲川町の自然の水や生産に適した気候、空気がその味覚を支えている。だが、その美味しさは、和食や懐石料理の最後に稲庭うどんがよく出されようになるにつれて日本国中に広まったものであり、その過程で高級感も根付いていった。的確なマーケティング戦略が功を奏したものであると言えよう。そのお蔭で、稲川町では多くの若者が工場で働いている。このように、それぞれの地方には特産物があり、ちょっとした工夫で、地方を代表する産業にまで高めることができる。高知県の馬路村のポン酢も、地元産のゆずを生かしたポン酢を製造し、マーケティングにも成功した事例だ。
























