悪質ケースは減少
「悪質な違反は少しずつ減っている」。約530万件の物件広告を掲載しているポータルサイト「ホームズ」を運営するネクストの審査担当者は最近の印象をこう話す。「スーモ」を運営するリクルート住まいカンパニーの担当者も「故意にユーザーを引き寄せようとする広告は減っている」と同様の認識を示す。 〝悪質〟とは、例えば広告を出しておきながら、問い合わせがあるとその物件の欠点をことさら指摘し他の物件を勧めたり、条件のよかった契約済み物件をわざと掲載し続けるケース。
一方で、大半を占めているのが「うっかりミス」によるもの。契約済み物件を削除することを忘れたり、賃料が変更されているのに修正をしていないなどのメンテナンス不備だ。背景には、1社で何百件もの物件を掲載しているため削除に時間がかかり、少人数の会社ではメンテナンス要員が確保できないことなどがある。繁忙期には案内や契約業務に追われて後回しになることもある。そうとはいえ情報を更新しなければ、「おとり広告」や「不当表示」に該当してしまう。

























