「スマートウェルネスオフィス」でシンポ 既存ビルの知的生産性向上を
住宅新報 2015年3月3日 号 3面

第1回スマートウェルネスオフィスシンポジウムの模様
日本サステナブル建築協会はこのほど、都内で「第1回スマートウェルネスオフィスシンポジウム」を開いた(写真)。同協会では研究委員会を設置し、既存ビルの知的生産性向上による不動産価値の創出を目指して検討を進めている。
まず基調講演では、スマートウェルネスオフィス研究委員会委員長の村上周三氏が、スマートウェルネスオフィスのコンセプトとして(1)オフィスは知的生産資源の集積・運用の場(2)高い知的生産の場を実現し、利用者の健康・安心の向上を図り、資産価値の向上・創造を目指す(3)計画・使い勝手の工夫により知的活動を活性化――の3点を紹介。更に、知的生産性を計測する方法や、計測結果を評価する仕組みなどを研究会の主要テーマを説明した。
次いで、ニッセイ基礎研究所の松村徹氏が「ワークスタイルの変化と進化が求められるオフィスビル」と題して講演した。松村氏は、「テレワークの普及で従来の労働集約的、事務処理センター的なリアルオフィスの必要性は低下している。一方で知的創造の場としての必要性は更に高まっている」と述べた。そして、「仕事がはかどり、モチベーションが高まるワークプレイスであることや安全・省エネ性は当然。それに加えて知的創造のための仕掛けが重要」とした。その例として、集中またはリフレッシュできる空間設計や、社内・テナント間との非公式のコミュニケーションの活性化につながるサービス提供などを挙げた。
























