シリーズ 本気で地方創生 不動産活用・新時代 (9) 都会に芽生える「農的生活」
住宅新報 2015年1月20日 号 13面
連載: 本気で地方再生
都会の中にも「農的生活」はある。むしろ、それがいま流行っている。
ワークライフバランスやエコロジー、スローライフ、スローフードなど〝自然体〟での生き方を標榜するキーワードがそれを物語る。都会に溢れている人工構造物ではなく、〝自然〟を意識した暮らし方だ。環境としての自然だけでなく、一生物として自らの内なる自然(身体)の声にも耳を傾ける生き方である。有機栽培による野菜を食べれば身体が喜ぶ。
都会人の心に芽生え始めたそうした共同体的「農的生活」への憧れが、住まいの分野ではシェアハウス人気をもたらしたのではないかと前回述べた。一方、「農的生活」はお百姓さんの<自立した能動的働き方>にもつながる。だから最近流行のサービスオフイスやコワーキングスペースなどは、サラリーマンのように会社に雇われ指示されたことだけをする受け身の働き方から逃れたいという思いが根底にあるのではないか。


















