三幸エステート 都心5区のビル市況(8月末) 空室率、3カ月ぶり上昇
住宅新報 2014年9月16日 号 3面
三幸エステートが9月10日に発表した「オフィスマーケット」(8月末時点)によると、東京都心5区(千代田・中央・港・新宿・渋谷)の大規模ビル(基準階面積200坪以上)の空室率は4.64%で、3カ月ぶりに上昇した。前月よりも0.25ポイント上昇した。新築ビルへのテナント移転による2次空室の顕在化と、まとまった空室を抱えた大規模ビルの竣工が現空面積を押し上げた。
募集賃料(1坪当たり)は、1万8425円で、前月比217円下落となった。4カ月続いた上昇トレンドから再び下落に転じた。同社では、「募集面積の縮小は続いており、一時的な調整の可能性もある。一方で来年以降の新規供給増加を控え、競争力の劣る物件では賃料を下げてでもテナント確保を急ぐ動きも見られる。マーケットの二極化が賃料の上がりにくい市況の背景となっている」としている。
また、募集面積の推移を見ると、全体ではオフィス需要の拡大を背景に、11年1月のピーク時と比べて3分の2以下の水準まで減少。築年数別の直近半年間の募集面積減少率は、未竣工ビルは32%減、築10年以下は24%減、築11~20年は29%減、築21~30年は14%減で、築年数が経過したビルの減少割合が少ない。オフィス需要の取り込みとしては、築浅や建築中ビルが受け皿となって先行し、築年数が経過したビルでは募集床解消に出遅れが目立つという。
























