不動産取引に活かすインスペクション 3 検査員の実務経験を目安に タクミプランニングサポート代表 一級建築士溝渕匠
住宅新報 2014年9月2日 号 11面
「インスペクションを取り入れてみよう」と考えるとき、「インスペクターに資格はあるのか」「どのようにしてインスペクター(住宅検査員)を見つけるのか」が気になると思います。今回は「インスペクター」について取り上げます。
まず、検査の依頼先として営業マンの頭に浮かぶのは建築士ではないでしょうか。「知り合いの建築士に検査を依頼している」という方もいると思います。建築士には一級、二級、木造の3種類があり、一般に一級建築士は万能と思われている節がありますが、一級建築士であっても、木造に全く関わったことがない人もいます。実は私もゼネコン設計部出身で当時は主にビル建築を手掛けていましたので木造は扱っていませんでした。独立後、住宅検査会社の検査員として経験を積みながら検査技術を高めてきたわけです。
ですから木造戸建てであれば二級建築士のほうが経験豊かな場合もあります。どのような実務経験を積んできたか、検査員選択の一つのポイントです。


















