「組織」から「個人」の時代へ 新しい仕事場広がる
住宅新報 2014年7月15日 号 3面
会社でも家でもない、新しい仕事場として注目を集める「コワーキングスペース」。その元祖的存在として、森ビルが都内で会員制ライブラリー「六本木ライブラリー」を開業してから約10年が経つ。「企業や学校など組織を離れたメンバー同士が、個人としてネットワークを広げ、イノベーションを生む場」がコンセプトだ。今では「平河町ライブラリー」(10年開業)、「アークヒルズライブラリー」(13年開業)を含めて3カ所を運営し、計4000人が利用している。 開業当初は、馴染みのない施設であり、新しいものに対して好奇心の強い20代女性や30代が目立ったが、今は一般サラリーマン層が増えてきたという。
利用目的は資格取得など「勉強」がトップ。ただ、持ち運びしやすい端末が普及したことで、近年は仕事をする人が増加。一方でオープン当初に多かった「ゆっくりと時間を過ごす」「気分転換」などの利用は減少した。
一番新しい「アークヒルズライブラリー」は、テーマの1つが「情報交換」。そこで、全長10mの棚を用意し、駐日大使館が自国の文化を紹介する書籍や新聞を展示しているほか、JAXA(宇宙航空研究開発機構)などの企業・団体が情報発信を行っている。また、メンバーが自由に書き込みできるボードもあり、メンバー同士のイベントも行われているという。

























