東日本レインズ 中古マンション成約数 4月は前年比1割減 反動減影響 価格は上昇傾向
住宅新報 2014年5月20日 号 10面
東日本不動産流通機構(東日本レインズ)はこのほど、4月の首都圏不動産流通動向をまとめた。それによると、前月に4000件目前だった中古マンションの成約件数が大幅に減少した。前年同月が例年より大幅に増えていたため、その反動とみられる。中古戸建ての成約件数は3カ月連続で減少し、価格動向と共に弱含み始めている。
高水準で推移
中古マンションの成約件数は2785件(前年比10.7%減)。2ケタの減少となったが、前年同月が3119件(前年比18.7%増)と大幅増を記録しており、当月はその反動で減少幅が拡大した。ただ、12年4月(2628件)より多く、高い水準で推移していることに変わりはない。都県別では東京都が1363件(同7.4%減)、神奈川県が681件(同12.2%減)、埼玉県が360件(同18.7%減)、千葉県が381件(同11.0%減)で、すべて減少した。
1m2当たりの首都圏平均成約単価は42.40万円(同7.7%上昇)。13年1月以来16カ月連続で上昇し、前月比でも1.8%上昇した。なお、42万円台に乗ったのは95年6月(42.50万円)以来となる。平均成約価格は2688万円(同5.2%上昇)。成約単価を都県別に見ると、東京都が57.4万円(同11.4%)で上昇率が大きい。神奈川県は36.3万円(同0.1%上昇)、埼玉県は25.1万円(同3.9%上昇)、千葉県は24.1万円(同1.3%下落)だった。このほか、平均成約面積は63.41m2、築年数は19.50年だった。
新規登録件数は1万3408件(同2.2%減)。減少率は縮小したが、プラスには転じていない。
中古戸建ての成約件数は927件(同13.4%減)で2ケタ減となった。中古マンションと同様、前年同月(1071件、前年比17.8%増)の水準が高かったことに加えて全都県で3カ月以上連続して減っている。東京都が258件(同18.4%減)、神奈川県が273件(同11.1%減)、埼玉県が197件(同16.5%減)、千葉県が199件(同6.1%減)で、千葉県以外は2ケタ減。
中古戸建ての首都圏平均成約価格は2922万円(同2.6%下落)。前月に続き下落し、全域的に弱含みとなっている。土地面積は142.26m2、建物面積は106.32m2、築年数は20.18年。
新規登録件数は5636件(同1.3%増)で2カ月連続で増えた。13年秋から増加基調に転じつつある。
仙台、価格高騰続く
東日本不動産流通機構は4月分から、札幌市と仙台市の不動産流通動向の公表を始めた。成約件数が一定のボリュームに達していると判断したため。
中古マンションの成約件数は札幌市が199件(前年比7.0%減)、仙台市が90件(同1.1%減)。いずれも2カ月ぶりに減少した。最近1年の推移を見ると、札幌市は昨年末頃まで月間200件超で推移していたが、14年に入ってやや停滞している。1m2当たりの単価は札幌市が18.3万円(同11.3%上昇)、仙台市が25.7万円(同4.6%上昇)だった。札幌市は16カ月、仙台市は2カ月連続の上昇となった。
中古戸建ての成約件数は札幌市が108件(同22.7%増)で、2カ月続けての2ケタ増。仙台市は32件(同5.9%減)で4カ月ぶりに減った。成約価格は札幌市が1586万円(同2.5%上昇)、仙台市が2558万円(同16.5%上昇)。特に仙台市は17カ月連続で上昇しており、直近1年では2ケタ上昇した月が8に上っている。
























