寄稿 「グリーンビル」新展開 日本政策投資銀行 安松志郎 認証制度 共同運営で裾野拡大 不動産価値への反映に向け
住宅新報 2014年4月8日 号 9面

安松志郎氏
日本政策投資銀行(DBJ)はこのほど、不動産のサステイナビリティ評価のベンチマークであるDBJ Green Building認証制度について、日本不動産研究所(JREI)との共同運営を開始した。JREIは不動産鑑定評価において我が国を代表する評価機関であり、従前よりグリーンビルディングの調査・研究をDBJと共に行ってきたパートナーだ。
共同運営の狙いは2つある。1つは、これまでDBJの取引先に限定して提供してきた認証サービスを、今後は共同運営を通じて裾野を広げ、主に生損保などの不動産プレーヤーも巻き込むこと。もう1つは、JREIが得意とする不動産鑑定評価において、認証の有無や評価の結果が、評価額そのものに結び付くきっかけを模索すること、である。
とりわけ後者がもつ意味は大きい。従来、ビルをグリーン(サステイナブル)にする取り組みは、時代のニーズを先取りした事業者(オーナーや管理会社)による自発的な取り組みだった。しかし今後は、これらの前向きな取り組みが、DBJとJREIが運営する認証を通じて評価されることで、市場価格そして鑑定評価額において顕在化する可能性が開けたわけだ。
























