新刊紹介 「マイホーム神話の生成と臨界――住宅社会学の試み」 山本理奈 著
住宅新報 2014年4月8日 号 9面

「マイホーム神話の生成と臨界――住宅社会学の試み」
高度成長期以降、日本社会と人々のライフスタイルに起きた根底的変化とは何か――。それを、住宅が商品化していく過程と居住者像の変容から解き明かした書。全く新しい、現代日本社会論といってもいい。
筆者は現在、東京大学大学院総合文化研究科学術研究員。著書の一節を紹介すると――。
「住宅商品化のひとつの帰結として、(中略)住宅というモノは新築時点を頂点にその価値は減退していくと考えられている。(中略)ただ、時を経ることがもたらすモノへの影響を、経年劣化という観点からのみとらえる思考は、モノをとらえるうえでかなり一面的な見方である」
























