点検 不動産投資 宮城大学事業構想学部教授 田辺信之 「環境と不動産」シリーズ(23) 環境社会配慮の価値立証へ 日本政策投資銀行アセットファイナンスグループ課長中村郁博氏に聞く
住宅新報 2014年3月11日 号 7面
連載: 点検 不動産投資

日本政策投資銀行アセットファイナンスグループ課長中村郁博氏
東日本大震災の起こった翌月、日本政策投資銀行は優れた環境社会配慮型不動産に認証を付与する「DBJグリーンビルディング認証制度」をスタートした。この3年間の認証実績は150に達する見通しだ。「不動産の持つ環境・社会的側面を不動産価値に反映させる」ことを加速させる第2ステージを迎える同認証制度について、同社の中村郁博アセットファイナンスグループ課長に話を聞いた。
――DBJグリーンビルディング認証(GB認証)の考え方や狙いを教えてください。
中村氏 GB認証制度を開発するにあたり、我々は「環境・社会への配慮を併せ持つ不動産」をグリーンビルディングと位置付けた。環境・社会配慮型不動産が持っている環境・社会的側面について、不動産価値への反映を目指すことが目的だ。日本にはディベロッパー・オーナーそれぞれの努力により、多くのグリーンビルディングが建設・運営されてきたが、それらを共通目線にて評価するベンチマークがなかった。また、グリーンビルディングは賃料が相場より高い水準だったり、投資家が求めるキャップレートが低めに設定されているとのイメージも持っている。したがって、究極の狙いは、不動産金融市場で環境・社会への貢献度が高いグリーンビルディングの価値が適正に評価されるシステムの構築にある。
























