「不動産コンサルで稼ぐ!」の著者 石田正敏氏のススメ (下) 「相談窓口」を心掛ける
住宅新報 2013年10月8日 号 22面
私は、不動産コンサルティングは不動産に関する「総合診療科」だと考えています。自ら治療するのではなく、相談窓口となって問題点を把握することが業務の中心です。
前回も書きましたが、借地の問題は一筋縄ではいきません。例えば、地代が極端に低く設定されていて、収入が固定資産税額にも満たないようなケースもあります。それでも先祖代々の土地だからと無理に保有していると、相続が発生した時点で税金が払えずに手放さざるを得ないことになってしまいます。そこまでいかなくても、相続を巡り兄弟仲が極端に悪くなってしまうような事例も、数多く見てきました。
こうした問題の解決には、専門家の活用が欠かせません。それには私たち不動産業者がやはり適任なのです。例えば相続の問題では、税理士や弁護士が相談に当たることも多いでしょう。ただし彼らは、不動産の専門家ではありません。地域の不動産相場などに精通しているわけではないのです。

























