鑑定士協連レター ハウステンボスの再生 官民一体の支援が結実
住宅新報 2013年5月14日 号 10面
連載: 不動産鑑定士レター
中世ヨーロッパの街並みを再現したテーマパーク「ハウステンボス」は、長崎県大村湾北部の佐世保市針尾島に位置し、東京ディズニーリゾート(東京ディズニーランド+東京ディズニーシー)とほぼ同規模で、単独テーマパークとしては日本最大である。
施設は、ハウステンボス(株)(HTB)が92年3月、総工費2200億円をかけて開業したものの、建設などの初期投資費用による負債、長期化した不況による入場者数の減少で売り上げの減少はとまらず、03年2月会社更生法の適用を申請。同年12月、野村プリンシパルファイナンス(野村PF)が支援を行うことになり経営再建を始めた。
債務の弁済を進めながら野村PFの子会社として新施設の整備再生を図り、04~07年は、入場者数は横ばいから微増としたものの、世界同時不況、いわゆるリーマンショックと円高で外国人客が激減し、08年、09年は入場者数、売上高ともに落ち込み、場内施設の一部閉鎖や人員削減などによる経費削減も行った。

















