年金など社会保障制度への不安がぬぐえない中、長い老後生活を支える資金をどのように確保するかは、切実な課題だ。対応策の1つとして持家を担保にお金を借りる「リバースモーゲージ」が挙げられる。「使いやすい仕組みを研究開発していきたい」と、このほどNPO法人リバースモーゲージ推進機構」(東京都千代田区)を立ち上げた倉田剛理事長(法政大学経営学博士)に、設立の背景や今後の展開を聞いた。(井川 弘子)
――今年2月にNPO法人を設立した。なぜ、組織を立ち上げようと思ったのか。
「15、16年前から、リバースモーゲージが普及しているアメリカやイギリスなどで調査研究をしてきた。今、日本では、高齢者人口が増え、高齢者だけの世帯も増加している。子供には頼りにくく、経済的自立が求められている高齢者は多い。そういった状況の中、持家という資産を活用して老後の生活資金を得る制度の普及は重要だ」


















