管理市場は5899億円規模 10年推計 矢野経済調べ
住宅新報 2012年1月3日 号 7面
矢野経済研究所が実施した「マンション管理市場に関する調査結果」によると、10年のマンション管理市場の市場規模(管理費ベース、修繕積立金除く)は5899億円(前年比2.9%増)だった。なお、同年の管理戸数および管理部門売上高をベースとした上位10社のシェアは42.3%。管理戸数がおおよそ3万戸以上の上位30社で見ると65%以上を占め、依然として大手管理会社の集中度の高さが分かった。
マンション管理市場は、新築分譲マンションの供給が比較的堅調だった09年まで年率5%以上の伸び率を示していた。それが、リーマンショック以降はマンション供給戸数が急減し、10年の伸び率は落ち込む結果となった。今後も新築の供給は先細ることが予想されるため、管理市場の伸び率は鈍化する模様だ。11年は10年と比べて3.0%増の6077億円、12年は11年比3.5%増の6290億円を予想している。
今後の注目すべき動向として、「既築マンションにおけるリプレイス(マンション管理会社の変更)」を挙げる。長期の景気低迷などから管理委託費を抑えたいという管理組合のニーズが高まり、リプレイスマーケットは今後更に厳しさが増すことを予想している。「リプレイスの際に重要なポイントとなる価格競争という観点はそろそろ底に近づいており、今後はサービスの品質を含め両方の観点からバランスの取れた総合力が重視される」と分析している。
























