細野透×殿木真美子 旬な作品=住宅レビュー= (26) 集合住宅の「究極型」実現 居住ユニットの連結で住戸構成 若松均氏設計「桜並木の集合住宅」 ミサワホーム・Aプロジェクト方式
住宅新報 2011年6月28日 号 10面
連載: 旬な作品 住宅レビュー
東京都目黒区碑文谷3丁目の住宅街に、今年春、ミサワホームの「Aプロジェクト方式」によって建設された賃貸マンションが完成した。建築家の若松均氏が設計し、構造家の金箱温春氏が構造設計を担当した「桜並木の集合住宅」である。広さ313平米の角地に建つ、鉄筋コンクリート造、地上6階の建物で、全11戸からなる。「クラシック・モダン」とでも呼ぶべき、ヒューマンで端正な表情が印象的だ。
Aプロジェクト方式とは、ミサワホームが建主と建築家を引き合わせ、かつ事業計画および施工をサポートする方式。「有名建築家と建てる住まい」をキャッチフレーズに、これまでに約70件の実績がある。最大の特徴は、石上純也氏や藤村龍至氏など新進気鋭の建築家から、西沢立衛氏や小嶋一浩氏などの実力派まで、Aクラスの建築家数十人を擁していることだ。
そのウェブサイトを見ると、作品見学会を中心にしたイベント案内や建築家へのインタビューなどが掲載され、ビビッドさが伝わってくる。2010年3月には、「デザイナーズ集合住宅の過去・現在・未来展」と題する展覧会を開催。12月には、それを小冊子にまとめた。デザイナーズ集合住宅に関心を持つ専門家にとっては必読の1冊になっている。

















