健美家 収益物件6月動向 1棟物件は利回り低下が継続

健美家は7月9日、「収益不動産市場動向マンスリーレポート(2026年6月期)」を公表した。それによると、全国でも区分マンション、一棟アパート、一棟マンションの全アセットで前年を上回った。区分マンション価格は引き続き上昇基調であるほか、一棟物件は価格上昇と利回り低下の傾向が継続。都市部を中心に高値圏での取引が続いている。投資マネーの流入が継続していることを示した。
区分マンションの全国平均価格は2790万円(前年同月比19・54%上昇)と引き続き上昇基調。前月比も2・76%上昇した。一方、全国平均利回りは6・61%(前年同月比0・02ポイント低下)にとどまったものの、前月比では0・11㌽上昇した。
地域別に見ると、首都圏の区分マンション価格は3178万円(前年同月比17・14%上昇)、利回りは6・02%だった。東京23区では価格が3899万円(同24・25%上昇)と前月比でも4・03%上昇した。一方、利回りは5・12%にとどまった。
一棟アパートは全国平均価格が9116万円(前年同月比9・03%上昇)、利回りは7・94%(同0・07㌽上昇)。首都圏の価格は1億75万円、東京23区では1億4363万円となった。利回りは首都圏が6・97%、東京23区は5・52%だった。
一棟マンションも価格上昇が続いた。全国平均価格は2億632万円(同9・41%上昇)と、2億円台を維持した。利回りは7・36%(同0.11ポイント低下)。首都圏の価格は2億3352万円(同17.1%上昇)、東京23区は2億9086万円(同20.5%上昇)だった。東京23区の利回りは5・08%と、区分マンションと同様、低水準で推移している。
利回りは一棟物件を中心に低下基調が続く一方、価格は上昇を維持しており、収益性よりも資産価値や将来的な値上がりを重視する投資姿勢は依然として強い。特に都心部では、希少性の高い物件への需要が価格を押し上げる構図が続いていることがうかがえた。
























