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健美家調べ、投資用不動産、買い時・売り時「どちらともいえない」が6割

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健美家調べ、投資用不動産、買い時・売り時「どちらともいえない」が6割

 不動産投資と収益物件の情報サイトを運営する健美家(東京都千代田区)は6月8日、「不動産投資に関する意識調査(第25回)」の結果を発表した。投資用不動産の価格について、1年前と比べて「上昇している」と答えた投資家は66.2%となり、前回2025年10月調査の77.9%から11.7ポイント低下したものの、依然として約7割が価格上昇を実感していることが分かった。

 価格上昇の理由では、「建設費や資材価格が高騰しているから」が82.3%で最多だった。次いで「投資や副業への注目が高まっているから」が41.5%、「国内投資家の需要が増えているから」が37.6%、「外国人投資家の需要が増えているから」が37.0%と続いた。資材高や建設費上昇が投資用不動産価格の高止まりを支える主因となっている。

 一方、現在の市況が「売り時」か「買い時」かを尋ねたところ、「どちらともいえない」が60.9%で最多となった。前回調査の43.0%から大幅に増え、投資家の様子見姿勢が強まっている。「売り時だと思う」は24.5%、「買い時だと思う」は14.7%にとどまった。

 向こう1年の価格見通しでは、「価格は上昇する」が55.3%で最多となり、過半数がさらなる値上がりを見込んだ。上昇を予想する理由でも「建設費や資材価格が上がっているから」が82.3%と突出した。一方、「価格は下降する」と答えた人の理由では「金利が上昇するから」が65.7%で最多だった。

 物件購入については、25年4月以降に物件を「購入した」との回答が42.6%となり、前回調査の57.6%から15.0ポイント減少した。購入物件の種別では「一棟アパート」が44.0%で最も多く、「戸建賃貸」が31.5%、「区分マンション」が20.0%で続いた。

 現在の物件探しの状況は、「積極的に探している」が49.6%、「様子をみている」が43.6%だった。積極的に探している物件種別は「一棟アパート」が71.2%で最多。地域では「神奈川・千葉・埼玉」が45.1%、「東京」が44.6%となり、一都三県への投資需要が引き続き高いことがうかがえる。

 融資環境では、直近1年間に融資を利用して物件を購入した人のうち、金利が1年前と比べて「上がった」と答えた割合が85.3%に達した。前回調査の78.5%からさらに上昇し、金利上昇局面が一段と鮮明になった。融資期間は「21〜30年」が39.5%で最多、「31年以上」も28.7%となり、長期融資化の傾向もみられた。

 市場変調による運営面の影響については、直近1年で当初の事業計画と「大きな乖離はなかった」が42.3%で最多だった。乖離が生じた項目では、「資材・人件費高騰による修繕費の予算オーバー」が18.5%、「融資条件の悪化により収支が回らなくなった」が14.3%で続いた。

 これから不動産投資を始める人への助言では、「収支計画・資金管理関連」が27.4%で最多となり、「勉強・事前調査関連」が26.4%で続いた。物件価格の高騰や金利上昇、物価高を背景に、保守的な収支シミュレーションや事前調査の重要性を指摘する声が目立った。

 調査は健美家登録会員約20万人を対象に、4月17日から5月1日までインターネットで実施。有効回答数は470人。

 

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