「私募REIT」組成へ ホテル改装など成長投資加速 京王グループ

京王グループは、中期経営計画「HIRAKU2030」の進ちょく状況を公表した。不動産業やホテル業を成長分野に位置付け、「私募REIT」組成の検討を開始し、ホテル改装投資の拡大などを進める方針を示した。
不動産分野では、アセットマネジメント事業の強化を推進する。2025年度はオフィスビル主体のファンドなど3本を新たに組成し、運用資産規模は約500億円まで拡大した。更に、事業拡大に向けて「私募REIT」の組成検討にも着手し、2028年頃の立ち上げを目指す。ファンドとREITを合わせた運用資産規模は、2030年度に1500億円規模まで引き上げる計画だ。
一方、ホテル事業では、京王プラザホテル(新宿)や京王プレッソインの改装を順次進める。京王プラザホテルでは本館11〜21階の客室改装を実施し、水回りや防音性の改善、家具配置見直しなどで競争力向上を図る。改装後は平均客室単価を約20%引き上げる想定。京王プレッソイン新宿店でも、2人利用を想定した客室レイアウト変更などにより、平均客室単価10%の向上を見込む。
同社の2025年度連結営業収益は前期比440億円増の4969億円となり、過去最高を更新した。不動産販売業の伸長やホテル業での高単価販売が寄与した。一方、鉄道安全投資やホテル改装に伴う費用増などから営業利益は523億円と前年を下回った。2026年度は営業収益5040億円を計画。不動産販売や鉄道輸送人員増加を見込む一方、新宿再開発に伴う資産除去債務計上やホテル改装に伴う減価償却費増加などにより、営業利益は510億円を見込む。中計比では、不動産販売や建設設備事業の好調を背景に、営業利益で70億円、純利益で130億円上振れする見通しとしている。
























