空き家再生事業に参入、不動投資などの新会社設立 ECサイトのクラダシ

フードロス削減をテーマにECサイトと直営店舗を運営するクラダシ(東京都品川区)は、空き家再生事業に新規参入する。未活用資産による「住宅ロス」の削減を掲げ、新事業「Kuradashi Estate」を開始する。これに合わせ、不動産投資などを手掛けるIntegrityと合弁で新会社「Nestia」(クラダシ内)を2026年4月22日に設立する。
同社はこれまで「もったいないを価値へ変える」をコンセプトに、食品ロス削減を軸とした事業を展開してきた。今回、対象領域を「食」から「住」へ拡張し、社会課題の解決と事業成長の両立を図る。背景には、全国で約900万戸に上る空き家問題の深刻化がある。特に活用予定のない放置空き家は増加傾向にある。地域の安全性や資産価値の低下など多面的な課題を生んでいる。
新会社では、空き家の再生・利活用を軸に4つの事業を展開する。物件を取得して再構成し市場に戻す売買事業、住まいとして提供する賃貸管理事業、宿泊施設や交流拠点へ転用する施設事業、さらにESG投資を活用したファンド事業などを柱とする。放置された不動産に新たな価値を付与し、地域資産として循環させる狙いだ。
クラダシは、フードロス分野で培ったノウハウとネットワークを生かし、空き家を単なる未利用資産ではなく、地域の魅力や体験価値を生む場として再定義する考え。社会的価値と経済的価値の両立を図りながら、持続可能な住環境の創出を目指すとしている。
























