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クラウド活用で建築物確認検査業務を効率化 湘南建築センター

 神奈川県の指定確認検査機関の湘南建築センター(神奈川県平塚市、関和廣社長)は7月から、建築物の確認検査業務をクラウド上のプラットホームを通じて依頼者が直接予約できる新システムを稼働する。
 通常、建築物や工作物を建てる際に建築基準法に基づいて行われる確認検査は、建設会社などの検査依頼者が指定機関に電話やファクスなどで予約して、空き状況に応じてマッチングを行っている。そのため検査員や立ち会い人員の配置などに時間がかかり、人為的なミスも発生するなどの課題を抱えていた。
 今回同社が導入する新システムは、ゼスト(東京都中央区、伊藤由起子)が開発した行動予定表自動化システム。依頼者が同システムに利用登録している検査機関の検査予定表を直接確認し、空き状況に応じて直接予約することが可能となる。これにより、依頼処理業務の効率化をはじめ、検査員の訪問スケジュールの効率化や依頼者の業務効率の改善などの効果が見込まれている。