総括、そして新企画へ 住まいのあり方を問う 高齢化率4割超の時代に備え
12年6月19日号から始まった当欄での<連載コラム>は、先週号の奇しくも同じ6月19日号でちょうど満6年を経過した。 その間、タイトルは「今週の糸口」(全100回)、「シリーズ~本気で地方創生」(全10回)、「読み解く目線」(全25回)、「…
12年6月19日号から始まった当欄での<連載コラム>は、先週号の奇しくも同じ6月19日号でちょうど満6年を経過した。 その間、タイトルは「今週の糸口」(全100回)、「シリーズ~本気で地方創生」(全10回)、「読み解く目線」(全25回)、「…
我が国にはファミリー向けの広い賃貸住宅が少ない。これはかなり以前から問題にされてきたことだから、新たな課題発見とはいえない。しかし、一向に改善されない〝しぶとい〟課題である。改めて、なぜ改善されないのかを考えてみよう。 50m2未満が66%…
人が住むということ 住宅は人が住むための場所である。単身者、夫婦、核家族、大家族などその家族構成は様々だが、〝人が暮らす場所〟として住宅は設計される。 至極当たり前のことだが、その場合、根本的な疑問が存在する。何年先までを想定して設計してい…
今後の住宅問題を取り巻く社会情勢の一つに「健康志向の高まり」がある。高齢化の進展で「人生100年時代」となり、いつまでも健康に暮らしていくことへの関心が否応なく高まっている。併せて介護費、医療費負担が増えることへの不安も大きい。中でも現代人…
住宅をハード(物質)として捉える限り、中古住宅の評価は常に新築を下回る。物質としての建物や設備は時の経過と共に劣化するからだ。もし中古住宅市場が今の2倍になるほどの大変化が訪れるとすれば、それは住宅がソフト(暮らしそのもの)として捉えられるようになったときであろう。
日本は今後、人口減少と高齢化が長期にわたって続くため不動産価格は下落せざるを得ないというのが一般的な見方である。 しかし、少なくとも〝住宅〟の資産価値が下がり続ける状況は何としてでも避けなければならない。なぜなら日本は個人資産(実物+金融資…
サブリースをめぐるトラブルが数多く発生しているが、定期借家権であれば家主はサブリースよりも少ないリスクで家賃保証が可能になる。 新築時は不要 大手管理会社などによるサブリース契約(原賃貸借契約)は新築時からが条件。しかし、家主にとって本当に…
定期借家権は00年3月に施行され満18年が経過している。しかし、賃貸住宅市場での普及率は4%にも満たない。その理由は明らかで、「借り手に不利な定期借家権で貸すためには家賃を下げなければならない」という誤った解釈が賃貸住宅業界と家主の間で一般…
人生を楽しむ AI(人口知能)技術の発展で、これからの人間の価値は「何ができるか」ではなく、「何を楽しめるか」にかかっている。人間が後天的に努力して身につけた技能や技術がすべてAIに取って代わられたとき、人間にできて機械にできないことは、「…
不動産業界には様々な専門資格がある。公的資格の宅地建物取引士をはじめ、不動産仲介士、相続アドバイザーなど民間資格も含めると主だったものだけでも30を超える。しかし、肝心要の〝土台〟となる資格がない。 土地や住宅など国民にとって大切な資産を扱…
不動産業界の課題は何か。「空き家問題は〝課題〟とまでは言えない」との説もある。「まだ利用できるものは利用し、利用不可なら除却する」しかないからだ。本当の課題とは案外気付きにくく、気付いても解決が困難、しかし解くことに大きな社会的意義があることを指すらしい。