三大都市圏 分譲マンション賃料の徹底研究 Ⅲ.属性区分の違いが賃料水準に及ぼす影響
連載: Kantei eye
1. 首都圏 「築年数」および「最寄駅からの所要時間」による賃料水準の変化をより見やすくするために、ここでは2009年~2013年の5年間の賃料データを対象に、「徒歩7~10分」での築年数による変化、および「築15年」での所要時間による変化をグラフ化し、併せて賃料減価率を掲出することで「築年数」や「最寄駅からの所要時間」が増えるに連れてどのくらいの割合で賃料が低下するかについても分析した。 まず、「築年数」による賃料水準の

変化について見ると、当然のことながら築年数が古くなるに連れて賃料水準が低下していく傾向にある。横浜市とさいたま市においては「3年」や「5年」ではほとんど差がないものの、「10年」以降では明確な差が見られるようになる。また、横浜市を除く主要都市においては「20年」以降で下げ止まりや上昇している様子も見て取れる。これは、築年数が古くなるに連れて当該住戸がリフォームされた上で貸し出されるケースが増えることも要因の一つではあるが、基本的に一定の築年数が経過した物件の賃料水準は大底圏を形成しているものと考えられ、「25年」や「30年」といったかなり築年数が古い物件であっても一定水準以上の収益性が担保されていることを示唆している。



















