つくる資産。 仲介とAI・DXを融合 不動産開発の知見も生かす
住宅新報 2026年9月1日 号 8面

不動産開発とAI(人工知能)を融合させるトグルホールディングス(以下・トグルHD、東京都港区)は、投資用不動産コンサルティングと不動産仲介を担う新会社『つくる資産。』(同)を設立し、事業の本格稼働を開始した。グループ各社が培ってきた不動産物件の供給・開発力と、不動産テックやDXの最新技術の知見を組み合わせる。一般的な仲介業務にとどまらず、将来は金融資産などにも取り扱う領域を広げ、富裕層の資産運用を支える。不動産を起点とした総合的な資産コンサルティングを目指す。 (坂元浩二)
新会社は、つくる地所取締役・再開発ユニット長の新家隆介氏と、不動産投資の実務経験を持つ海老澤孝樹氏が共同代表取締役を務める。
トグルHDグループでは、不動産ディベロッパーの、つくる地所(同)が開発用地の取得から事業企画、開発推進までを手掛ける。不動産テックの、つくるAI(同)は不動産・建設業務を支援するソフトウエアを開発し、蓄積したデータや知見、成果を実務で活用できる体制を強みとする。新会社を、つくる地所から分けた背景には、資産コンサルティングと仲介を別会社に切り出し、独立した立場で顧客を支援する体制を整える狙いがある。
新家氏は、「不動産を仲介して終わりでなく、富裕層の資産形成をワンストップで完結させる」と説明する。複数の収益物件を持つ富裕層は物件ごとに融資先や管理会社が異なり、資産全体の収支や借入状況の把握がしにくい。新会社はこの課題に対応し、物件の選定・取得から、保有中の賃料改善、管理体制の見直しや、ローンの借り換え、売却時の出口設計、次の投資まで一貫して支援する。






















