林業用運搬ドローン普及へ 住友林業 マゼックスと連携で低価格機
住宅新報 2026年7月28日 号 12面

住友林業と産業用ドローンメーカーのマゼックス(大阪府東大阪市)は、林業向け運搬ドローンの普及に向けた取り組みを強化する。住友林業が自社ネットワークを通じて、マゼックスの新型運搬ドローン「軽助(かるすけ)」シリーズを林業事業体に紹介。マゼックスが製品説明や導入、運用を支援し、スマート林業の推進につなげる。
住友林業は、森林経営で蓄積した知見や利用者の意見をマゼックスと共有し、必要な機能や運用上の改善点を提案する。マゼックスは現場のニーズを製品開発に反映し、実用性を高めていく。
軽助シリーズは、両社が共同開発した林業向け運搬ドローン「森飛(もりと)」シリーズの技術や運用ノウハウを生かした製品。苗木のほか、獣害防護ネットやツリーシェルター、食料、飲料水などを運搬できる。
最大積載重量25キロの「軽助25」は、森飛25と同等の積載能力を維持しながら、税別価格を263万円から190万円に抑えた。機体面積も約64%小型化。飛行中に別のバッテリーを充電できる設計とし、少ないバッテリー本数で連続運用できる。最大飛行距離は1000メートル、無負荷時の最大飛行時間は23分。9月1日以降、順次出荷する。
最大55キロを積載できる「軽助55」も展開する。税別価格は250万円で、最大飛行距離は1000メートル、無負荷時の最大飛行時間は26分。
林業現場では担い手不足や就業者の高齢化に加え、急傾斜地での苗木、資材の運搬負担が課題となっている。両社は運搬作業をドローンに置き換えることで作業者の身体的負担や転倒、滑落リスクを減らし、植栽や保育作業に人員を集中できる環境を整える。

















