自治体向け手引き公開 属人化防ぎ持続的対策へ 空き家コンソーシアム
住宅新報 2025年11月25日 号 6面

産官学連携で空き家問題に取り組む全国空き家対策コンソーシアム(川口哲平代表理事)は、基礎自治体職員向けに「自治体向け空き家対策の手引き」を無料公開した。
近年、空き家数は全国で900万戸、空き家率13.8%と過去最高に達し、自治体の現場では「何をどの順番で進めるべきか」が不明確なまま、担当者の経験や熱意に依存した運用が続いてきた。人事異動のたびに取り組みが停滞するケースも多く、実務の体系化が急務だ。今回の手引きは、こうした属人化を解消し、持続的な運用につなげることを目的に作成された。
同手引きは、概要版(16ページ)と詳細版(101ページ)の2部構成。「現場が動くための手引き」と位置付け、(1)自治体自身の成熟度を測る自己診断チェックリスト、(2)他自治体の成功事例から抽出した再現ポイント、(3)進捗段階に応じたアクションステップ――の3要素を組み込んだ。国の指針が制度運用の枠組みを示すのに対し、同手引きでは「何を、どの順番で実行するか」を実務レベルで明確にした。

















