温熱環境フォーラム開催熱中症のデータを共有 ベターリビング
住宅新報 2025年8月5日 号 8面
ベターリビングは7月30日、「住宅における良好な温熱環境実現推進フォーラム第7回全体会議」(会長=阿部俊則住宅・建築SDGs推進センター会長)を開催。24年度の活動結果や25年度の活動計画や実施状況などを発表した。
24年度は県域に寒いエリアを擁する10道県市町村・566団体へのヒアリングによる事例の確認や、先導的な取り組み事例集の作成・活用などのフォーラムの周知活動を推進し、窓口把握団体を53団体から228団体と大幅に拡大した。25年度は、同フォーラム専用ホームページに夏の社会的課題となっている「熱中症コーナー」を新設し、発生状況の統計データや予防に関する関連サイト・リーフレットなどをまとめて公開。今後も引き続き先導的な取り組み事例紹介を収集すると共に、有効な情報提供や連携の深耕を進める方針を示した。
委員からは、建築SDGs推進センター理事長の伊香賀俊治慶応大学名誉教授が「夏季の室内熱中症と睡眠障害を回避する住まいと住まい方」と題し、熱中症救急搬送の概況や患者の年齢構成・住まい方、高齢者における住まいの熱中症対策調査の結果などを基に、住まいと住まい方からの熱中症の予測や、個別空調と全館空調がもたらす寝室の温度の差異や睡眠効率への影響などをまとめた。更に、鳥取県からは国を上回る基準の「とっとり健康省エネ住宅『NE-ST』」や「とっとり住宅評価システム『T-HAS』」といった独自の取り組み、日本住宅リフォーム産業協会からは地域の医療関係者との連携による「ひと部屋断熱改修事業」の取り組み事例などの情報提供があった。

















