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スタンダード会員限定旭化成不レジ、丸紅都市開発 千歳烏山建て替え竣工 全国初の容積率緩和適用

住宅新報 2025年8月5日 号 8面

住まい・くらし
旭化成不レジ、丸紅都市開発 千歳烏山建て替え竣工 全国初の容積率緩和適用

 旭化成不動産レジデンスと丸紅都市開発は、両社が参加組合員として参画した東京都世田谷区のマンション建て替え事業「アトラスシティ千歳烏山グランスイート」(総戸数248戸)が7月31日、竣工した。マンション建替円滑化法による団地の建て替えでは、全国で初めて容積率緩和が適用された。

 京王本線千歳烏山駅から徒歩9分、同仙川駅から徒歩13~14分の敷地1万1132.28㎡に、約39.60~90.98㎡の1LDK~4LDKからなる延べ1万113.21㎡と延べ1万22.07㎡の地上4階地下1階建ての2棟を建設。従前は1971年に竣工した50~57㎡の3LDKからなる2棟構成7階建ての住宅団地「給田北住宅」(総戸数171戸)。2011年の東日本大震災でひび割れなどが生じ、翌12年に実施した耐震診断で耐震性不足が明らかとなったほか、バリアフリー未整備、設備インフラの老朽化や電気容量不足、低い防犯性などの課題から、14年に建て替え検討を開始し、16年に再生推進を決議。18年3月に両社が事業協力者に選定され、21年5月に団地一括建替え決議、22年1月にマンション建替組合を設立。同7月に権利変換計画の認可を受け、同8月に解体工事着手、23年7月に本体工事を着工した。

 従前は7階建てだったが、高さ規制10㍍の第1種低層住居専用地域に都市計画が変更され、既存不適格となったものの、再建時の敷地内貫通道路の設置等の工夫によって、高さ規制が12㍍まで緩和され、4階建てでの設計が可能となった。また、マンション建替円滑化法の容積率の特例の許可を適用。広場状空地や道路沿いの歩道状空地の確保、幅3㍍の貫通道路の設置などの要件や居住者専用の中庭の計画などによって、容積率は最大約40%緩和された。更に、植栽には旭化成グループ独自の植栽手法「まちもり」を採用するなど、環境に配慮。東京都マンション環境性能表示の5つの全評価項目で満点を達成し、最高等級を取得した。

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