ポラス 生物多様性保全を本格化 船橋に初弾4棟 独自ガイドライン策定
住宅新報 2024年11月26日 号 16面

ポラスグループの中央住宅は、生物多様性保全に配慮した住宅開発の標準化を進めていきたい考えだ。同社は昨年10月に完成し、今年のグッドデザイン賞を受賞した、千葉県船橋市の戸建て分譲住宅地「リーズン馬込沢 SuBaCo(スバコ)プロジェクト」(総戸数4戸)では、(1)サステナビリティ(持続可能性)、(2)バイオダイバーシティ(生物多様性)、(3)コミュニティ(界隈性)――の3つのコンセプトの下、同市が策定している「生物多様性ふなばし戦略」に沿った独自のガイドラインを設け、住民の主体的な管理や行政との連携による「次世代型のグリーンコミュニティ」の創出を目指した。
東武アーバンパークライン馬込沢駅から徒歩15分、船橋駅から新京成バス22分バス停「馬込斎場前」から徒歩2分の市街化調整区域内に位置する農地を開発。自然の景観の維持・保全を図る滝不動風致地区でもあることから、敷地面積や緑被率の規制があり、181.87~186.367m2の区画に造成。建物面積102.38~111.38m2の3LDK・4LDKの2階建てを建設した。
同分譲地は、風向きや風速調査の下、東側や南南西から吹く風を取り込む配置計画を採用。各戸の境界に当たる中央部分に地役権を設定し、フットパスやセンターテラス、コミュニティベンチを設置。生活動線を確保すると共に、通風性によって熱の溜まりにくさを追求した。また、街区全体で地域に生息する鳥や蝶が好むヤマボウシやハナミズキ、ナンテン、ウメモドキといった実のなる樹木など36本の中高木を植樹すると共に、常緑樹と落葉樹の特性を生かし、通年で季節ごとに適した緑陰の確保を目指した。

















