三菱地所H 玉川学園と木の活用で協定 横浜市栄区で地域活性化
住宅新報 2022年10月18日 号 18面
三菱地所ホームは10月8日、玉川学園と「『木』を媒介とした取り組みに関する協定」を締結した。同社が今年6月に始動した木造木質化促進プラットフォーム「KIDZUKI(キヅキ)」での取り組みにおける大学との産学連携第1弾となる。
同学園は、倒木を防ぐための樹木の伐採など敷地内の整備を進めると共に、18年度から伐採した間伐材などを教育活動に活用する取り組みを開始。昨年12月には木材低温音乾燥装置を導入、建材や教材としての間伐材の活用や、乾燥時に発生する水分を役立てる実験などにも取り組み、今年度からは、環境負荷の低減、人材育成などを目的に「Tamagawa Mokurin Project(タマガワモクリンプロジェクト)」を立ち上げた。
両者は今後、横浜市栄区でフィールドワークや木製プロダクトの製作などを通じ、地域活性化への取り組み「KIDZUKI Local」第1弾に着手する。同大学芸術学部のスタッフとゼミ生が企画・制作を推進し、「KIDZUKI」は木材の提供と開発サポートを担う。街づくりの視点から木の可能性を訴求する。また、廃材などを活用するプロジェクトも進めていく考えだ。
同日の調停式で三菱地所ホームの加藤博文社長は、木材の伐採や森林の再生など、循環が進んでいない日本国内の木材供給を巡る社会課題に言及しつつ、「ハードだけでなく、様々な形で木質化を進めるためにKIDZUKIを立ち上げた。事業者だけでなく、コラボレーションを通じ、日本の木をどんどん使い、木を媒介して、様々なことに貢献したい。今回の協定締結は我々にとっても大きな一歩。プロジェクトを通じ、教育現場で活用できるよう、いろいろな取り組みを実践したい」と抱負を述べた。同学園の小原芳明理事長は今回の協定を通じ、「もっと幅広く活動をできるのでは」と期待を寄せた。
同社は9月21日に「KIDZUKI」の専用サイトを本格オープン。ネットワークの参加相談受付や情報発信などの機能を拡充し、取り組みの更なる拡大を進める方針だ。




















