大和ハウス 小型バイオガス発電を開発 マンション共用部の再エネ化へ
住宅新報 2024年7月9日 号 10面

大和ハウス工業は、排水処理装置の設計・施工・維持管理を手掛けるダイキアクシス(愛媛県松山市、大亀裕貴社長)と、マンションのディスポーザーと連携し、生ごみを利用して建物共有部に電力を供給する小型バイオガス発電システムを開発した。各住戸のディスポーザーと連携することで、処理された家庭の生ごみからバイオガスを生成し、エネルギー源として発電することで、主にマンション内の共用部の照明などの電力に活用する。
一般的に生ごみから生成されるバイオガス発電システムは大型のものが多く、商業施設など一定規模以上の生ごみが発生する施設への導入が限られていた。そこで両社は、ディスポーザーによって処理された生ごみの固形分を効率的に回収する固液分離装置を新たに開発。ガス化装置やバイオガスコージェネレーションシステムを組み合わせ、ガス化装置に送る原料を濃縮することで固形分を効率的に回収すると共に、従来のガス化装置と同等の性能を確保しながら、従来の6分の1程度まで装置の小型化を実現。100戸規模のマンションから対応可能とした。
発電出力1.2キロワットのバイオガスコージェネレーションシステムで発電する。同システムをディスポーザー排水処理システムに連携することで、100戸規模のマンションの場合、1日当たりの発電量は約8キロワット時で、年間の共用部消費電力の約20%を賄うことができ、約7.8トンの二酸化炭素削減効果を見込める。更に、停電時にもガス化装置内のバイオガスを利用することでバイオガスコージェネレーションシステムの電気を供給し、利用できる。

















