MUJI インフラゼロハウス試泊募集 25年実用化に向け課題抽出
住宅新報 2024年4月23日 号 16面

良品計画の子会社で住宅事業を手掛けるMUJI HOUSE(ムジハウス、東京都豊島区)は4月18日、千葉県南房総市で開発を進めている「インフラゼロでも暮らせる家」の実証実験への参加者の募集を開始した。25年の実用化に向け、5月3日から9月末まで段階的に1回1~3泊程度の試泊日を設定。住み心地や仕様・設備に関する課題・要望の抽出を狙う。
同社は昨年3月に電力や生活用水などのインフラの整わない場所でも生活できるモバイルユニット(移動式住宅)の実証実験「ゼロ・プロジェクト」を開始。エネルギーや水を自ら生成し、再生可能エネルギーの活用による温室効果ガス実質排出ゼロ、エネルギーの効率的な利用や廃棄・排泄物の処理コスト削減による生活に必要なエネルギーコストの実質ゼロを目指し、モバイルユニットのプロトタイプを開発、今年3月に試作1号が完成した。
プロトタイプは約12.15㎡のリビングスペースやバイオトイレなどを備えた「リビング棟」と、蓄電池や生活雑排水を浄化・循環利用する独自の水循環システム、キッチン、温水シャワーなどを設けた「ユーティリティ棟」で構成。ユニットは構造体に105角の木材を使用し、SE構法を採用。外壁は温熱環境の改善を図ると共に地域材の採用や端材の活用なども想定し、幅3センチのスギ板を9ミリの隙間を空けて張ったファサードラタンを採用した。また、屋根に60ミリ、壁と床下に90ミリの断熱材を使用し、外皮平均熱貫流率(Ua値)0.6の断熱性能を確保した。リビング棟には屋根一体型の太陽光パネルと蓄電池、ユーティリティ棟には屋根と南側壁面全体に一体型の太陽光パネルを搭載。最大3日分を蓄電できる仕様とし、ZEH基準相当の住宅性能を確保した。

















