大和ハ 間接コスト減や木造化 分譲は7割を木造に 戸建て強化策 ビルダー顧客の取り込みも
住宅新報 2023年11月28日 号 16面
注文住宅では、10月に規格商品「大和ハウスのスマートセレクション」と同商品の仕様変更などに営業担当者が対応できるセミオーダー商品「大和ハウスのスマートデザイン」を発売した。「スマートセレクション」は既存の人気モデル300プランを用意。仕様を変更し「スマートデザイン」として発売した中で人気が高かったものは「スマートセレクション」に加え、商品の拡充を進める。
商談や間接経費の効率化によって自由設計商品と比べ、100~140m2の2階建ての場合、建物本体価格を「スマートデザイン」は11~15%、「スマートセレクション」は14~18%の価格抑制を実現する。これらは10月の受注で既に注文住宅の1割を占めており、将来的には注文住宅の7割に拡大したい考え。
また、販売においては、VRを活用した提案を強化する。定点での空間確認に加え、CADデータを組み込み、顧客自身が間取りを自由に確認できるウォークスルー仕様とすることで、提案力の強化を図る。
分譲もZEH標準化 鉄骨から木造シフト
分譲戸建て住宅においては、注文住宅事業で培った設計力やZEHの標準化、最長60年の長期保証などによって、従来のビルダーからの購入検討者層の取り込みも念頭に、注文住宅と分譲住宅の「ちょうどいいとこどり」を目指し、27年度で7000棟に拡大する計画だ。
木造住宅商品の拡充も推進する。木造軸組み工法による分譲戸建て専用の新商品「コンフォート・ウッド」を投入する。鉄骨系と同じモジュールを採用し、2種類の外観デザインを用意するほか、等級5(NearlyZEH・ZEHOriented)対応や外壁の充填断熱などを標準仕様とする。
全国で来年度の発売に向け、24年1~2月に、順次着工し、下期で200棟弱を計画。「まだ希望段階だが、年間600棟を供給したい」(同社住宅事業本部長・永瀬俊哉常務)という。
また、分譲住宅の木造化も推進。「コンフォート・ウッド」の投入に加え、今年5月に発売した請負木造商品「xevo BeWood(ジーヴォビーウッド)」も部分的に分譲戸建て住宅地で展開。埼玉県さいたま市で開発中の戸建て分譲住宅地「セキュレア西大宮Ⅴ」(全23区画)内にモデル棟として初弾を竣工した。
当面は全国で展開する既存の戸建て分譲地でこれらの木造商品を順次進め、現在約8%の分譲住宅における木造比率を、将来的には約7割に拡大したい考えだ。



















